こんにちは。税理士の竹居です。

新規に関与することになったクリニックの院長との会話です。過去の帳簿を見ると、窓口のつり銭の過不

足がまったく計上されていません。

以下は、私が院長に窓口のことを質問した時の会話です。

 

竹居「過去何年間かの帳簿を拝見しましたが、窓口のつり銭間違いがまったく計上されていませんね。

    これは通常ありえないことですが、どうしてですか?」

院長「受付には日計表にお金を合わせるように指示しています。多分、多い時は空き缶に入れ、不足

    した時は空き缶からお金を出していると思います。何分少額ですからね・・・」

竹居「それは改めた方がいいですね。現金商売をしていれば、つり銭間違いは発生するのが当たり前

    です。逆に発生しない方が不自然です。多い場合は、現金過剰、不足した場合は現金不足で

    帳簿にしっかり記録して下さい。税務調査で受付周りを抜き打ちで見られるケースはよくあり

    受付から空き缶が出てきて、そこから現金が出てきたら、調査官には窓口のお金を操作して

    いると思われ心証が悪くなります。それから院長、クリニックは少額の横領が意外と多いん

    ですよ。現金を杜撰に管理していればいるほど、横領を誘発しやすくなります。

    現金が多い場合、少ない場合を問わず理由を解明させ、院長に必ず報告させるようにして

    下さい。現金を厳しく管理するのはいろいろな観点からとても重要なことです。」

院長「そうなんですか。確かにおっしゃられる通りですね。今後は、現金管理は帳簿に合わせるのでは

    なく、実態に合わせてしっかり管理・報告させるように改めます。」

 

先生!現金管理はしっかりしましょう。横領を防ぐのも税務調査の心証を良くするのも経営者である

先生次第ですよ。